「美の代償?」ハリウッドセレブが飛びつく“激やせ特効薬”の不都合な真実

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それに、いつ「オゼンピック」の使用をやめるのかという問題もある。2017年に承認されてから一定の期間が経過しているが、長期にわたる使用が身体にどのような影響を及ぼすのかについては、慎重な評価が必要だ。

また、「やめたらたちまち体重が戻ってしまった」という報告も少なくない。これは、セマグルチドの食欲抑制効果などがなくなるためと考えられている。リバウンドが怖くていつまでも使用を続ければ、高い出費も続く。オゼンピックに過度に依存することは、やはりリスクがある。

ということで、ベイツの話に戻ろう。

ベイツは生活改善の後にオゼンピックを使った

ほかのセレブが糖尿病でもないのに「オゼンピック」を使ったのに対し、ベイツは2017年、2型糖尿病と診断された。彼女はもともと糖尿病の家系で、父は脚を失っている。自らも診断を受け、恐怖を感じた彼女は、一念発起し、食生活を改善した。

さらに、それまで愛していたハンバーガーやピザ、コカコーラを避け、夜8時以降は食べないようにもした。そんな健康的かつ伝統的なやり方で35キロほどを落とし、その後に「オゼンピック」を使い、10キロを落としたのだという。

体重が落ち、健康になって元気が出たことが、昨年秋にアメリカで放映開始したテレビドラマ『Matlock』の主演オファーを受けることにつながった。ベイツがテレビドラマに姿を見せたのは、2018年の『アメリカン・ホラー・ストーリー』と『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のゲスト出演以来のことだった。

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