東武線の「六実と新鎌ケ谷」いったい何があるのか 昔ながらの駅舎と都心・成田空港直結の一大拠点

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そんな六実の町中にはところどころに急な坂がある。台地を削って流れる小川の跡なのだろうか。そうした中を、アーバンパークラインの線路も小さなアップダウンを繰り返しながら南に向けて走ってゆく。六実―新鎌ケ谷間の車窓からは果樹園が見える。水はけのいい台地の傾斜地は、果樹栽培にピッタリなのである。

東武アーバンパークライン 六実―新鎌ケ谷間 車窓
東武アーバンパークラインの六実―新鎌ケ谷間。車窓の向こうには果樹園も目立つ(撮影:鼠入昌史)

都心も成田空港も直結

そうして池澤副管区長が拠点を置いている新鎌ケ谷駅である。

新鎌ケ谷駅は、やや複雑なターミナルだ。北から南へと抜けてゆくのは東武アーバンパークライン。それを横切るように、西から東へと走っているのは北総線・成田スカイアクセス線。そこにクネクネとカーブしながらおおむね北西から南東に向かうのが、京成松戸線だ。つまり、3路線が交わる交通の要衝・新鎌ケ谷というわけだ。

「これは私たちの課題でもあるのですが、結構間違えて改札を入られる方がいるんです。ただ、それでもかなり便利な町だと思いますよ。北総線に乗れば都心方面にも出られますし、成田空港にも行くことができる。アーバンパークラインの駅の中では、主要な乗り換えターミナルになっています」(池澤副管区長)

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