NHK朝ドラ『あんぱん』で盛り上がる高知の《意外な現在の姿》…「アンパンマンまみれの高知」が、いま“アニメ王国"になっていた!

3月31日からスタートした、NHK連続テレビ小説『あんぱん』。高知が生んだ世界的キャラクター『アンパンマン』の作者であるやなせたかしさんと、その妻である暢(のぶ)さんをモデルにしたストーリーで、2人が暮らした高知県が舞台として描かれています。
漫画家を目指す「柳井嵩(やない・たかし)」役の北村匠海さん、そして妻「のぶ」役である今田美桜さんが織りなすドラマがスタートし、早くも毎朝元気をもらっている視聴者も多いことでしょう。ドラマのロケは高知県内でも行われました。
中園ミホさんによる脚本では、「嵩」と「のぶ」は幼少期に高知で出会った幼馴染ということになっていますが、実際にはやなせさんは東京生まれで父の実家のあった高知で育ち、暢さんは大阪の生まれだったようです。その後、大人になってから2人は高知で出会い、結婚することになります。
そんな『あんぱん』の舞台となった高知県の、やなせたかしさんのゆかりの地を訪ねてみましょう。

やなせたかしが幼少期を過ごした高知県香美市
高知市の北東に位置する香美(かみ)市は、太平洋に流れ込む物部川の流域にあり、山間に入り込む手前に位置する街です。そこから北東に進んだ旧香北町で、やなせさんは少年時代を過ごしました。
アンパンマンの舞台となった原風景は、ここに残っていた手つかずの豊かな自然である、と後にご本人が語っています。
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