介護関連で稼ぐ上場企業「営業利益率ランキング」トップ15。1位は利益率3割超のグロース市場銘柄

(写真:tsukat / PIXTA)
高齢化社会の日本で介護のニーズは高まるばかり。人手や財源が不足する中、住む場所や経済力、どんな施設を選ぶかによって格差が生まれている。『週刊東洋経済』4月19日号の第1特集は「介護 大格差」だ。
介護保険事業者の利益率は2〜3%と薄利だが、関連市場には高収益企業が多数ある。介護関連で稼ぐ上場企業を営業利益率でランキング。主な企業の「儲けの仕組み」を取り上げる。

エコナビスタ
2009年に創業したベンチャーで、介護施設向けの見守りシステムで成長を続ける。
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16年から提供している「ライフリズムナビ+Dr.」は、ベッドマット下に敷いたAI搭載センサーを通じて入居者の睡眠状態や呼吸・心拍といったデータを解析し、異常をアラートで通知。人感センサーやカメラとも連動し、職員はスマホなどで各入居者の体調変化をリアルタイムで確認できる。
1床当たりの初期導入費用は平均二十数万円、その後は月額1500円(税抜き)の利用料がかかる。各居室を夜間巡回する手間を減らせるため、人手不足に悩む施設を中心に導入が進む。起床、転倒などの行動変化を遠隔で把握し効率的な介護に当たれるほか、データの蓄積によって入居者の病気の兆候把握などにもつなげられる。
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