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寡占化するスマートフォン市場に新たな風。“背面が光る”英Nothingが楽天モバイルと手を組み日本展開を加速

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  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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スマホとしての基本性能も向上している。カメラは従来の2眼から3眼カメラシステムへと進化。50メガピクセルのメインカメラに加え、新たに50メガピクセルの望遠カメラが追加され、最大30倍ズームを実現した。プロセッサーもMediaTekからQualcomm製の「Snapdragon 7s Gen 3」に変更され、CPU性能は最大33%向上したという。

ホーム画面のウィジェットが充実している。モノクロで統一された洗練されたデザインが特徴だ(筆者撮影)

また、ディスプレイは6.77インチのAMOLEDでピーク輝度3000ニトと、明るい屋外でも見やすい画面に変更されている。背面パネルがポリカーボネートから強化ガラスに変更されていて、小傷に強く質感が向上したのも重要なポイントだ。

ちなみに、「おサイフケータイ」に対応しており、Suicaなどの電子マネーも使える。海外メーカーのスマートフォンでは省略されることが多い機能だが、NothingではPhone (2a)から継続して搭載されている。

おサイフケータイにも対応。防水ではなく、IP64の防滴防じん仕様だ(筆者撮影)

また、今回新たに「eSIM」にも対応。OSアップデートは3年間、セキュリティパッチは6年間の提供を約束している。

スマートフォン市場の変化を狙う

Nothing Japanはこれまで日本での認知度向上に向けて段階的な市場展開を行ってきたが、今回のMNO初進出により、より幅広いユーザー層にリーチする機会を得た形だ。これまではオンラインや一部の家電量販店、MVNOを通じた販売が中心だったが、楽天モバイルとの提携で約100店舗での販売、うち約30店舗での実機展示が実現する。

黒住氏は「日本市場は特殊な要件が多く、おサイフケータイなどの機能対応や流通経路の開拓に時間を要した。ようやく本格展開の準備が整ってきた」と話す。

楽天モバイルが第4のキャリアとして台頭する中、両社の「既存の慣習にとらわれない」という共通価値観に基づいている。アップルが強い存在感を維持する日本のスマホ市場の中で、「Glyphインターフェイス」や「Essential Space」といったユニークな機能を持つ新たな選択肢を持つこのAndroidスマホがいかに勝負できるか注目される。

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