賽銭だけでは生きていかれない!寂れた地方の神社を復活させた宮司の「境内のSNSライブ配信」原点は"地域の人たちとのつながり"だった

神社の数は、コンビニより多い
日本にある神社の数は8万709社(文化庁「宗教年鑑令和5年版」)にものぼり、全国のコンビニエンスストアの数(約5万5000店)よりも多くなっています。
約8万社の神社がある一方で、宮司はどのくらいいるのかというと、全国に約1万1000人しかいません。そのため、1人で複数の神社をかけもちしている宮司が多く、なかには50社以上の神社で宮司を務めているという人もいます。
私自身、廣田神社以外に21の宗教法人格のある神社をお預かりしています。これほど宮司のなり手が不足しているのは、経営が立ち行かず護持運営できない神社が多いからです。
神社の主な収入源は、お賽銭やご祈祷料、お守りやお神札などの授与品による収入(初穂料)、寄付金などです。しかし、こういった宗教活動による収入だけで経営が成り立っている神社は、ほんの一握りです。
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