ほっかほっか亭《ライス販売停止》のウソ投稿…「米不足なのに不謹慎すぎ」「そもそも面白くない」の批判多数も、“意外と失敗ではない”理由
その後も企業のエイプリルフール投稿は続いていたが、2019年には新元号発表と重なったため、多くの企業が自粛。その後はコロナ禍になり、自粛が続いた。現在は復活しているのだが、先述したような状況もあり、以前ほど活性化はしていない。
「ほっかほっか亭」は失敗したのか?
では、今回のほっかほっか亭は「失敗した」と言えるのだろうか?
大成功とは言えないと思うが、失敗したとも言いがたいと筆者は考えている。この投稿は、誰かを傷つけたわけでもなく、誤認した人がいたとしてもたかが知れているだろう。批判している人が、この投稿でほっかほっか亭を利用しなくなるかというと、そうでもないと感じる(「もう行かない」といった投稿もあるが、現実味は薄い)。
実際、ほっかほっか亭は投稿を削除しておらず、さらに同日、同アカウントから新たな「謝罪」投稿をしている。
謝罪をしながらも、さりげなく(あからさまに?)自社の炊きたてごはんのアピールをしているのだ。

さらに、多くのフォロワーを擁する料理研究家のリュウジ氏が、自身のXアカウントからほっかほっか亭の投稿に対してツッコミ投稿を行っている。

補足しておくと、リュウジさんはインフルエンサーとしても知られており、ほっかほっか亭の商品をYouTubeで「本音レビュー」したことをきっかけに、同社から打診があり、コラボ商品が販売されるに至っている。
こちらの商品に関しても、リュウジさんはX上で「ほっかほっか亭さん、これ肉、少なくない?」と投稿して、ほっかほっか亭側は公式Xアカウントから謝罪と改善の投稿を返している。
両者が事前に示し合わせているかは不明だが、いわゆる「プロレス投稿」のようにも見える。エイプリルフール投稿へのリュウジさんのツッコミも、その流れかもしれない。


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