中国EV「理想汽車」、失敗乗り越えBEVに再挑戦へ 2024年の販売50万台突破、通期決算は増収減益

✎ 1〜 ✎ 305 ✎ 306 ✎ 307 ✎ 308
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

理想汽車にとって幸運だったのは、2024年4月に発売したレンジエクステンダー型EVの新型SUV「L6」がヒットし、業績を下支えしたことだ。

L6の販売台数は投入から1年弱で22万台を突破。その貢献により、中国自動車市場の車両価格が20万元(約410万円)以上のカテゴリーで、理想汽車は2024年に15.3%のトップシェアを獲得した。

理想汽車は2025年7月に発売予定の高級SUV「i8」でBEVに再挑戦する(写真中央のクルマがi8。同社の公式SNSアカウントより)

MEGAの失敗を乗り越えた同社は、再び拡大路線に舵を切りつつある。2025年5月に既存モデルの先進運転支援システム(ADAS)をアップグレードするのに続き、7月に2車種目のBEVとなる高級SUV「i8」を発売する予定だ。

自社充電網の整備急ぐ

BEVへの再挑戦に先立ち、理想汽車は自社運営の超急速充電ステーション網の整備を急いでいる。同社の董事長兼CEO(会長兼最高経営責任者)の李想氏は決算説明会で、i8の投入時までに2500カ所の建設を目指すと明らかにした。

本記事は「財新」の提供記事です。この連載の一覧はこちら

なお、2025年の理想汽車の販売目標について、李氏は明言を避けた。同社の販売・アフターサービス担当の高級副総裁(上級副社長に相当)を務める鄒良軍氏は、2025年の経営戦略の重点について「製品ラインナップと販売網の拡充に加えて、海外市場の開拓に注力する」と述べた。

鄒氏によれば、理想汽車は2025年を海外戦略の「元年」に位置づけ、当初は中東、アジア太平洋、南アメリカなどの市場に照準を定めるという。

(財新汽車:安麗敏)
※原文の配信は3月15日

財新 Biz&Tech

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ザイシン ビズアンドテック

中国の独立系メディア「財新」は専門記者が独自に取材した経済、産業やテクノロジーに関するリポートを毎日配信している。そのなかから、日本のビジネスパーソンが読むべき記事を厳選。中国ビジネスの最前線、イノベーションの最先端を日本語でお届けする。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事