理想汽車にとって幸運だったのは、2024年4月に発売したレンジエクステンダー型EVの新型SUV「L6」がヒットし、業績を下支えしたことだ。
L6の販売台数は投入から1年弱で22万台を突破。その貢献により、中国自動車市場の車両価格が20万元(約410万円)以上のカテゴリーで、理想汽車は2024年に15.3%のトップシェアを獲得した。

MEGAの失敗を乗り越えた同社は、再び拡大路線に舵を切りつつある。2025年5月に既存モデルの先進運転支援システム(ADAS)をアップグレードするのに続き、7月に2車種目のBEVとなる高級SUV「i8」を発売する予定だ。
自社充電網の整備急ぐ
BEVへの再挑戦に先立ち、理想汽車は自社運営の超急速充電ステーション網の整備を急いでいる。同社の董事長兼CEO(会長兼最高経営責任者)の李想氏は決算説明会で、i8の投入時までに2500カ所の建設を目指すと明らかにした。

なお、2025年の理想汽車の販売目標について、李氏は明言を避けた。同社の販売・アフターサービス担当の高級副総裁(上級副社長に相当)を務める鄒良軍氏は、2025年の経営戦略の重点について「製品ラインナップと販売網の拡充に加えて、海外市場の開拓に注力する」と述べた。
鄒氏によれば、理想汽車は2025年を海外戦略の「元年」に位置づけ、当初は中東、アジア太平洋、南アメリカなどの市場に照準を定めるという。
(財新汽車:安麗敏)
※原文の配信は3月15日
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