文京区立小学校の「3S1K」に中国人が殺到するワケ、彼らは中国に住んでいたときと同じ思考回路で動いている
実際に、中国では学区選びのために膨大なお金を使う保護者が多数いる。だからこそブローカーも商売をできるわけだ。中国の事情については第2回の記事でお伝えしたい。
では、文京区の小学校に子どもを入学させようという中国人はどのような人々なのだろうか。
前述の40代の中国人男性によると「経営者や大手企業の会社員など年収が多いエリートが多い」という。同じく前述の30代の中国人によると、葛飾区から文京区に移住した夫婦の場合、夫は一般企業の会社員、妻は研究者で、夫婦共働きの上、学歴が高いとのことだった。ほかにも、複数の人の話を総合すると、会社経営者、大手企業の社員などが多く、比較的富裕層が多い。彼らに聞くと、子どもがいない超富裕層の場合は、六本木や麻布などを好むらしい。

文京区はどこを歩いても学校だらけ
3S1Kではないが、埼玉県の公立小から文京区内の私立の名門、桜蔭中学・高校に2010年代半ばごろ通っていた台湾系の女性は、当時は区内の公立小から桜蔭に進学している児童は多くなかった(1クラス50人中2~3人)が、当時から中国、台湾など中華系の学生はクラスに2~3人いて、やはり富裕層が多かったという。
その女性は「文京区はどこを歩いても学校だらけ。治安がよく、偏差値の良し悪しにかかわらず、ガラが悪い感じはありません。東大がすぐそこにある!という意識があり、東大一直線、という子もいました」と語る。
中国でも、北京大学や上海交通大学のおひざ元は、同じく有名な小学校があり、入学希望者が多い。そうした土地のイメージが、彼らをより3S1Kへと向かわせる原動力となっていることは間違いないだろう。
では、中国の学区では、一体どんなことが起きていて、中国の教育事情はどうなっているのか、彼らを3S1Kへと向かわせる母国の背景事情について、第2回で紹介したい。
<第3回>「いい学校といえば公立でしょ」「子どもたちを伸び伸びと育てたい」…文京区「3S1K」の次に中国人が狙うのはどこか(会員限定)
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