文京区立小学校の「3S1K」に中国人が殺到するワケ、彼らは中国に住んでいたときと同じ思考回路で動いている

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「東京富人区」の色分け図(出所:小紅書より)

驚いたのは、「東京富人区」という富裕層の多い地区の色分け図があること。そして、「金持ちゾーン」(六本木、田園調布、銀座など)、「インテリゾーン」(永田町、本郷、四谷など)、「文化人ゾーン」(吉祥寺、高円寺、中野など)といった日本人のタイプ別の住み分け図まで存在することだった。

タイプ別の住み分け図。あくまでイメージで分類しているようだ(出所:小紅書より)

この色分け図を見て、「自分は上海では金持ちゾーンだから、東京でも同じゾーンに住みたい」と思うらしい。

ブローカーも暗躍

余談だが、取材で出会ったある中国人から、移住を斡旋する仲介業者(ブローカー)は移住のための代行手続きを行うだけでなく、「あなたの子どもを3S1Kに通わせられるように、特別な計らいをしてあげる」と甘い言葉をささやいて近づく人もいるという話も聞いた。

入学手続きの書類を日本語に翻訳してあげたり、文京区内の中国系不動産会社を紹介してあげたりするといった、在日中国人なら誰でも手助けできそうなことなのだが、彼ら(移住者)は日本語ができず、日本の事情に詳しくないこと、是が非でも中国を脱出しようと移住を急いでいることをいいことに、法外な手数料を巻き上げるのだ。

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