「誰かが求める“堂本光一像”に応えてこなかった」まもなくグループ名改名の「KinKi Kids」堂本光一(46)が《"女性アイドル"に共感する理由》

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これはあくまで僕の個人的見解ですが、アイドルって「今日で卒業します」と言ってするもんじゃないと思うんです。見ている人それぞれが決めるものであって、本人が決めるものではない。

俳優だろうがモデルだろうがスポーツ選手だろうが、誰かが「あなたは私のアイドルです」と言ってくれるなら、その人にとっては一生アイドル。最近は“自称”アイドルってのも多いみたいだけど(笑)。

男だ、女だ、って分ける時代じゃないけど、自分を例にして考えてみると、僕は、現場によって見せるモードを変えるんです。きちっとする現場ではきちっとするけど、自分たちのバラエティ番組だと超ゆるゆる。あ、バラエティは手を抜いてるという意味ではないので、誤解なきよう(笑)。

そうやっていろいろな姿をお見せすることが、今に至る応援につながったのかなぁと感じています。「私はこういう人間だから」って決め込んで、どの現場も同じモードで臨んでたら疲れるし、そのうちボロが出ると思う。それができる人は逆にすごいですけどね。

要するに、自分は誰かが求める堂本光一像に応えてこなかった。人間性って若いころは隠せても所詮バレていきます。年を重ねれば重ねるほど隠せなくなる。だったら、早いうちから良くない部分も丸ごと表に出していったほうが、無理なく生きられるんじゃないかな。

もし自分に「娘」がいたら…

ただ、この方法は女性にはやっぱり難しいのかな? 女性が完全に素をさらけ出したら、引かれてしまうかもしれない。男子校の実態は比較的受け入れられても、女子校の実態は見せないほうが……っていうの、ありますからね。

それを逆手に取って、女性の本音を明かすことで人気を得た元アイドルの方もいますけど、そのあたりは人それぞれのキャラにもよりますし。とにかく我々なんかより厳しい目で見られている女性の皆さんには敬服せずにいられません。

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