「誰かが求める“堂本光一像”に応えてこなかった」まもなくグループ名改名の「KinKi Kids」堂本光一(46)が《"女性アイドル"に共感する理由》
麗乃は、乃木坂の中では結構とぼけたキャラクターらしいですけど、芸事に関しての真っすぐな姿勢には驚かされることが多いです。特に2023年は初参加だったこともあり、「俺だったら何とも思わないのに」っていうぐらい小さな失敗でも心から悔しがって、鬼気迫る様子で練習していたし。そういう姿を見ていると、昔の自分を見てるような気分になることもあります。
不思議なんですが、同じ事務所の後輩くんたちを見ているよりも、女性アイドルの子たちを見ているときのほうが自分の若いころと重なることが多いんですよ。僕の後輩は、もはや我々のころとは完全に別の生き物って感じ(笑)。
でも、もしかしたら女性アイドルの世界にはまだ、“あのころ”の匂いが残ってるのかもしれません。厳しい規律の中で生きてる人の空気なのか、デビューした後も常に周りとの競争の中にいる人の空気なのか……。
それはグループごとのコンセプトにもよるんでしょうけど、“他人と競い合う”ってことが良くないかのように言われてる今の時代において、それをやってるというところに――僕は古い人間だから共感を覚えるのかもしれません。僕だって日々研究してましたもん、「人の目を引くオーラの出し方とは?」って(笑)。
誰かが求める「堂本光一像」に応えてこなかった
“男性アイドルと女性アイドルの違い”ってことで言うと、グループから抜けるときに、芸能界を引退するわけでもないのに「アイドルを卒業し、女優に転身」といった表現を使われるのは、女性アイドルのほうが多いですよね。
男はいくつになっても歌って踊ってアイドル業を続けられるけど、女性はある程度の年齢になると別の道を選ばざるを得ない、みたいな風潮。僕からするとそれ、理解できないんですけど。
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