年金も孤独死も不安・・・おひとりさまの"老後の「三大不安要素」 お金・健康・孤独死 こう考えればぐっとラクになる

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お子様のいる家庭が老後に必ず子供に養ってもらえるかといえば、頼れないケースもあります。そうなると、お一人様と子供なし夫婦とお子様のいる家庭、どれが一番いいとも悪いとも言えません。

そして、平均年齢、これがかなり大雑把です。例えば私の家系は父方は平均寿命より早く亡くなる人もいますが、中には100歳まで生きた人もいるし、母方の家系の平均寿命は男女ともに95歳を超えているので、一般的な平均年齢の計算がまったく当てはまりません。

亡くなるときの心配をしても、なるようにしかならない

健康面の不安や老後の不安についても同じです。一人で倒れたときの不安は、一緒に暮らしている人が、たまたまその場にいない限り、助けは呼んでもらえません。正直言ってその辺りは運です。

お一人様でも偶然外で倒れれば、救急車を呼んでもらえます。病気になってからの通院も、老人ホームなどに入るなら、一番安く済むのはお一人様です。また、亡くなったときのことですが、家族がいれば安心というのは、残された人がその負担を負うわけで、それを安心とするのも少し違うと思います。生前から終活を始めて葬儀まできっちり決めておけば、お一人様でも残された人に迷惑をかけずに旅立つことができます。

ちなみにお一人様が孤独死したときは、身寄りがなければ自治体が火葬を行い、遺骨は無縁納骨堂で管理されるようです。お墓を買った場合は、継ぐ人がいなければどこかで墓じまいして、永代供養付きのお墓や樹木葬などに切り替え、最後は合祀になると思います。

お墓に関しては、誰かがお墓を継がない限りは、誰もが同じ条件となります。こう考えると、お一人様も子供のいない夫婦も、お子様のいる夫婦も、亡くなるときの心配をしても、なるようにしかなりません。

一人でいる時間が好きで一人で生きることを選択しても、結婚したり子供を持ったりしても、それぞれメリットもデメリットもあるので、どれがいいとは言えないのが現代です。先のことをまったく考えないのもだめですが、将来の不安を考えすぎても、10年先さえ予測が難しい時代です。あまり不安になりすぎず、今できることを頑張った方がいいと思います。

Jam 漫画家・イラストレーター・ゲームグラフィックデザイナー

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じゃむ

人間関係の悩みを描いたマンガ「パフェねこシリーズ」がTwitterで累計50万以上リツイートされ話題となる。著書に『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)のほか、『にゃんしゃりで心のお片づけ。』(PHP研究所)、『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(マンガ担当/三笠書房)、『言いにくいことはっきり言うにゃん』(笠間書院)、『まねきねこのうた』(秋田書店)、『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)などがある。

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