なぜ仕事が増え続ける?「プレイヤー脳」から抜け出せないリーダーの盲点
4.やる理由のない仕事
「決まっているから」「前からそうしているから」といった理由で行われている仕事の中には、もはや「やる理由がなくなっている仕事」もあります。
以前、業務改善のコンサルティングをした会社には、「専務しか見ない報告書」というものが存在していました。その専務は2年前に定年退職していたのに、です。記入する項目が多い書類も、1つ1つ見ていくと、誰も参考にしない「書く必要がない項目」が紛れていることもあります。些細ですが、積み重ねたらかなりの時間になります。
5.アリバイづくりの仕事
「申請書類の書式を変える」「業績アップ・部下の成長につながらない見せかけの研修の実施」「不要なマイクロマネジメント」などムダな業務があります。「結果よりプロセスが大事」なのは確かですが、結果につながらないプロセスは何の意味もなさないでしょう。
この5つの“余計な仕事”は、忙しいリーダーが「やらなくていい仕事」です。“余計な仕事”を「やらない」だけで、忙しさが驚くほど緩和されます。
「いつまで」に「何」をしたらいいかを、「できるだけ遅い」期限で考える
仕事に追われるリーダーは、「目の前の仕事」を順に片づけていくことで精いっぱいであることも影響しているのかもしれませんが、「〇〇をやったら△△をやって、××をして〜」と、「積み上げ思考」をしがちです。
これだと、できあがらないと先に進まないため、予定が立たず、次の工程を担う人たちも事前準備等ができず、次の工程にスムーズに進まないこともあり、仕事が全然片づかない状態が続きます。
そのため、「あれもやらなければ」「こっちもやらなければ」と「やらなきゃいけない」焦りが常に付きまとい、仕事に追われ、振り回されてしまうのです。
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