暴落は「株のバーゲンセール」?会社員で3億円を築いた投資家が、市場を揺るがした「暴落ワースト20」から学んだ“絶対しないこと”

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2000年代の株価暴落が8回と突出していますが、実は、このうち6回はリーマンショックによる暴落です。株価暴落は下落率の大きさのほかに、1つの暴落期間中に何回、大きな株価暴落が発生したかという捉え方もできます。

株価下落率ワースト20にランクインしている暴落を発生回数でまとめると、リーマンショックが6回と突出して多く、続いてスターリン暴落が2回。ほかは1回限りの単独の株価暴落になっています。

株価暴落は大きな下げが1回だけやってくるものと思われがちですが、最大級のものになると何回も繰り返し株価暴落が発生することは知っておいたほうがよいでしょう。

暴落後に何が起こる? 株価急上昇ランキング

日経平均株価の上昇率ベスト10
図2(『株の爆益につなげる「暴落大全」』より)

図2は、株価暴落とは逆で、日経平均株価の上昇率ベスト10リストです。

リストをよく見ると、下落率ワースト20とよく似た構成になっていることがわかります。

これは、いったいどういうことなのでしょう? 実は、株価の上昇率上位はほぼすべて株価暴落のリバウンドになっているのです。

●リーマンショックのリバウンド(3回)
●平成バブル崩壊のリバウンド(2回)
●円キャリートレード巻き戻しショックのリバウンド
●ブラックマンデーのリバウンド
●コロナショックのリバウンド

株価暴落の反対はバブル相場ではないのかと思う方もいるかもしれませんが、1日単位の騰落率では、答えはノーです。

バブル相場のエネルギー源は「期待」なので、一気に急上昇するのではなく、ジリジリと期待値が高まって上げ続ける傾向になります。

一方で、株価暴落は「恐怖」をエネルギーとします。その多くは、不意打ちでやってくるパニック相場です。売りが売りを呼ぶ展開になり、下げすぎるまで止まりません。

次ページ暴落のスケールが大きいほど、リバウンドも大きくなる
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