暴落は「株のバーゲンセール」?会社員で3億円を築いた投資家が、市場を揺るがした「暴落ワースト20」から学んだ“絶対しないこと”
歴史を紐解けば、「法則」とまではいかなくても、根源的なパターンは見えてきます。
例えば、暴落は「1回だけ大きく下がる」と思われがち。
実際には、「大」がつく暴落の場合、複数回にわたって株価が下がるケースが多いです。最初にドカンと下がったあと(1番底)、じりじりと2番底をつけるもの。となると、慌てて買うより「2番底を狙う」ほうが賢い判断と言えるかもしれません。
市場を揺るがした暴落ワースト20

図1(『株の爆益につなげる「暴落大全」』より)
図1は日経平均株価の下落率ワースト20をピックアップしたものです。古くは、1953年のスターリン暴落から2024年に発生した円キャリートレード巻き戻しショック(図のチャート内では円キャリートレードショックと表記。以下同)まで、戦後80年間にさまざまな株価暴落が発生しています。
それらの株価暴落にも大きさによって違いはあり、戦後最大の株価暴落は1日で14.9%下げたブラックマンデーです。そして、1日で10%以上下げた大暴落はこれまで5回発生しています。
●―14.90% ブラックマンデー(1987年)
●―12.40% 円キャリートレード巻き戻しショック(2024年)
●―11.41% リーマンショック(2008年)
●―10.55% 東日本大震災の暴落(2011年)
●―10.00% スターリン暴落(1953年)
●―12.40% 円キャリートレード巻き戻しショック(2024年)
●―11.41% リーマンショック(2008年)
●―10.55% 東日本大震災の暴落(2011年)
●―10.00% スターリン暴落(1953年)
また、株価下落率ワースト20を年代別に分類すると次のようになります。
1940年代:1回 ドッジ不況(安定不況)の暴落
1950年代:2回 スターリン暴落
1960年代:なし
1970年代:3回 ニクソンショックなど
1980年代:1回 ブラックマンデー
1990年代:1回 平成バブル崩壊
2000年代:8回 リーマンショックなど
2010年代:3回 東日本大震災の暴落など
2020年代:1回 円キャリートレード巻き戻しショック
1950年代:2回 スターリン暴落
1960年代:なし
1970年代:3回 ニクソンショックなど
1980年代:1回 ブラックマンデー
1990年代:1回 平成バブル崩壊
2000年代:8回 リーマンショックなど
2010年代:3回 東日本大震災の暴落など
2020年代:1回 円キャリートレード巻き戻しショック
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