【2025 お花見シーズン目前】混雑を避け花見を快適に楽しむ方法を考えてみた 関東の穴場スポットはどこ? 菜の花や富士山と「桜のコラボ」も

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権現堂桜堤
権現堂桜堤は菜の花と桜のコラボで知名度が上がり、花見の人口は全国5位となっている。自撮りにいそしむアジア系のインバウンド客も多い(写真:筆者撮影)

筆者も近年何回か訪れているが、アジア系のインバウンド旅行者が自撮りを楽しんでいる姿が多く見られ、「今どき」の花見スポットと感じた。2025年の満開予想日は4月1日である。

実は権現堂桜堤からほど近い埼玉県久喜市に隠れた花見スポットがある。青毛堀川という農業排水路沿いに青葉さくら通りと名づけられた通りがあり、桜と菜の花が同時に咲き乱れる姿が美しい。

JR宇都宮線・東武伊勢崎線の久喜駅から徒歩20分ほど。権現堂桜堤への拠点となる幸手駅からバスと徒歩で計15分ほどの距離なので、権現堂桜堤の行き帰りに寄るのもよい。

「桜+菜の花の競演」ということでは、熊谷桜堤もおすすめだ。規模が小さい分、花見客の数もやや落ち着いている。JR・秩父鉄道の熊谷駅から500mと公共交通機関からのアクセスがよいのも魅力だ。2025年は4月3日が満開予想日である。

「関東の吉野山」

桜の名所で桜の本数が多い場所といえば、約3万本を数える吉野の桜だが、関東地方で桜の本数が多いのは、埼玉県秩父市と皆野町にまたがる「美の山公園」。標高581.5mの独立峰である蓑山周辺を整備した41haの自然公園内にはソメイヨシノ、ヤマザクラなど約8000本もの桜が植えられている。秩父市街地や奥秩父の山々をのぞむ眺望が魅力である。

美の山公園の桜
美の山公園の桜(写真: GooDay / PIXTA)

2025年は4月19日から運航開始と遅いために難しいが、これまでは例年3月後半から4月初頭に運行を開始していたのが、熊谷駅と秩父市の三峰口駅を結ぶ秩父鉄道のSLパレオエクスプレスだ。

2026年以降、運行開始時期が例年並みに早くなれば、熊谷桜堤で桜と菜の花を楽しんだ後にSLの車窓から沿線の桜を楽しみ、皆野駅で下車。そこからタクシーか徒歩で美の山公園をめざすという花見のハシゴも可能となる。

首都圏から近いエリアは人口が多いため、どうしても花見の人出も多くなってしまう。そのため、このエリアから離れることで、混雑度を緩和させることができる。

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