「細かいことの指摘」「感情的な叱責」はNG。目的を伝えてモチベーションを上げる声がけがメンバーのやる気に

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

合理的な人が激情して自分の感情をコントロールできなくなったときには、その頭の良さを相手を打ち負かすために使います。理論的に、論理的に正論を言って周囲を批判するという言動に出ることがあります。

そして、合理的な人は感情を表に出さない傾向がありますので、感情的になっているかどうかが、外から見て分かりにくい場合が多いのも特徴です。

合理的な人のサポートで気を付けたいこと

①目的を言わないのはNG

合理的な人の特徴を表すキーワードは下記のとおりです。

「合理性、効率性、効果性、論理的且つ理論的、目的意識、全体性」

このキーワードを意識した言葉がけが効果的です。

目標を明確にすることももちろんですが、合理的な人がこだわるのは「何のために」という目的です。目的なしに何かを頼むとうまく進まないことが多いでしょう。

目的を明確にせずに目標に向かうことができないタイプなので、「なぜこの目標なのか」「何のためにこの目標を達成する必要があるのか」を言語化することが必要です。

指導する際に大事なこととしては、目標達成に向けた計画を練ることが得意なので、多くの情報やデータなどの裏付けをもとに、根拠を持った計画を作成することをサポートしていきましょう。

「どんな情報やデータがあったらい良いか」
「なぜその取り組みが必要なのか」
「取り組みにおけるメリットとデメリットは何か」
「どんな順序で進めれば良いか」

といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。

②細かいことを指摘しないようにする

細かいことを指摘しても面倒だと感じてやる気が起きなくなります。広く全体的な視点で捉えるようサポートしてあげましょう。

「いまチームの状態はどうなっているか」
「全体の流れの中でどこが問題なのか」
「戦略の効果性はどんなところにあるか」
「今回の問題を整理するとどうなるか」

といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。

次ページプレシャーをかけるような言葉を言わない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事