「細かいことの指摘」「感情的な叱責」はNG。目的を伝えてモチベーションを上げる声がけがメンバーのやる気に
「私たちのチームがこの目標を達成することで、どんな素晴らしい結果が得られるか、一緒に想像してみて下さい」
「チーム全員で力を合わせれば、きっとこの課題を乗り越えられると思います!」
「あなたのスキルやアイデアは、チームにとって欠かせないものです。だからこそ、一緒にがんばりたいです」
「チームの成功は、あなたの努力があるからこそ可能だと思っています」
「私たちのチームでこれをやり遂げたら、きっと全員が誇りに思える成果になるでしょう」
「これが成功すれば、チームとしての絆がさらに深まると感じます」
といった言葉が効果的です。
全体的な計画性や協調性が強い傾向があるので、行き当たりばったりの仕事や行動は集中できない傾向があります。事業計画をしっかりと伝えることが大切になります。
仕事や行動をシステム化して、段階的に達成させていくとモチベーションが持続する傾向があります。
Mキャプテンの例
私がサポートしている高校が、全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)出場をかけた地方大会に向けた練習をしているとき、見ていた私のところにキャプテンのMさんがやってきました。
「チームの状態があまり良くない」というのです。
Mさんに理由を聞いてみると、「春高に出て優勝したいという気持ちはあるんですが、何のためにやっているのか……というか、練習に身が入らない」という話でした。
Mさんは合理的なタイプなので、やはり目的を理解しないとモチベーションが上がらないということがわかります。
そこでこのようなアドバイスをしました。
「春高に連続出場できることは、君たちだけでなく、学校全体の誇りになるよね。そして後輩たちにもバトンを渡すことができる。これは君たちの代にしかできないことなんだよ」
と何のために春高を目指すのかを明確にした上で、「Mさんの冷静な判断力と客観的に状況を見ることができる能力はチームにとって欠かせない」とキャプテンとして重要な役割があることを伝えました。
結果、チームをまとめ見事に春高連続出場を決めてくれました。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら