新潟市で新駅20年ぶりに誕生、「鉄道王国」の進化 3月15日上所駅開業、新潟駅前は大工事が続く

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新潟県は5県と隣接する。JR在来線は上越線が群馬県と、大糸線・飯山線が長野県と、磐越西線・只見線が福島県と、羽越本線・米坂線が山形県と結ぶ。いずれも四季折々の自然の風景の中を走る車窓が魅力だ。

只見線(会津若松―小出間)は2015年9月の台風による豪雨で一部区間が不通となったが、2022年10月に会津川口―只見間を「上下分離式」とすることで全線運転再開した。一方、米坂線(米沢―坂町間)のうち、今泉―坂町間は2022年8月の豪雨により不通となり、バスによる代行輸送が続く。

在来線も路線が豊富

県内で完結するJRの在来線は4路線。かつての大動脈、信越本線は現在、新潟の区間は直江津―新潟間の県内のみ。ほかに県内だけのJR線は、白新線(新潟―新発田間)、越後線(柏崎―新潟間)、弥彦線(弥彦―東三条間)がある。

JR弥彦線 弥彦駅
JR弥彦線の弥彦駅。写真の「E127系」は現在、南武支線(尻手―浜川崎間)で運用=2021年9月(記者撮影)

また、第三セクターの鉄道会社にえちごトキめき鉄道(トキ鉄)と北越急行がある。トキ鉄は日本海ひすいラインと妙高はねうまラインの2路線、北越急行はほくほく線を運行する。ほくほく線には2015年3月の北陸新幹線金沢開業までJR在来線最速となる時速160kmの特急「はくたか」が駆け抜けていた。

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