関東人と関西人で異なる「大宮駅」のイメージ 埼玉の巨大ターミナルと、京都の地元密着駅
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さいたま市の大宮駅西口。JR在来線各線や新幹線、東武アーバンパークラインなど複数路線が乗り入れる(筆者撮影)
大宮という地名は、全国各地にある。皇居や神社に対する敬称が、土地の名前になったものだ。
ゆえに大宮という言葉がつく駅も、いくつかある。しかし大宮駅と聞いて、もっとも多くの人が思い浮かべるのは、さいたま市大宮区にあるJR東日本、東武鉄道、埼玉新都市交通(ニューシャトル)の駅だろう。
埼玉の大宮駅は1885年開業
駅名の由来は、今からおよそ2500年前に創建され、武蔵一宮でもあった氷川神社だ。首都圏に数多くある氷川神社の総本社であり、現地では昔から「大いなる宮居(みやい)」と呼ばれていたことから、大宮という地名が生まれた。江戸時代には中山道の日本橋から4つ目の宿場が置かれた。
大宮駅は1885年、氷川神社の南東1kmほどの場所に、当時の日本鉄道によって開設された。先行して作られた現在のJR東日本高崎線には駅がなかったが、その後東北本線との分岐駅を決めるにあたり、誘致を行った結果、誕生したのだった。
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