関東人と関西人で異なる「大宮駅」のイメージ 埼玉の巨大ターミナルと、京都の地元密着駅

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一方さいたま市では1年前の2021年、「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」を策定している。

国が策定した首都圏の国土づくり戦略の中で「東日本の玄関口」と位置付けられ、大宮駅周辺が「都市再生緊急整備地域」の指定を受けたことに対応したもので、現在の東西連絡通路の北側にもうひとつ自由通路を開設したり、東口に交流空間や交通広場を新設したりする計画が挙がっている。

ニューシャトル 大宮駅
西口にあるニューシャトルの大宮駅。ループ線となっている(筆者撮影)

関西で大宮駅と言えば…

ここまでさいたま市の大宮駅を紹介してきたが、関西の人たちは「大宮と言えば京都でしょう」と思っているかもしれない。たしかに大宮の2文字で名前が完結している駅は、京都市内の阪急電鉄京都本線にもある。京都もまた、梅小路蒸気機関車館が前身の京都鉄道博物館を有する西の「鉄道のまち」である。

阪急京都本線は大宮駅の西隣、西院駅の手前で地下に入り、四条通の下を東進する。大宮駅は大宮通と交わる四条大宮交差点の下にある。交差点の北東角に駅舎(大宮阪急ビル)があり、北西角と南東角、交差点のやや西にも出入り口がある。

阪急大宮ビル
阪急大宮駅の地上に建つ大宮阪急ビル。2024年8月にリニューアルオープンした(筆者撮影)
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