関東人と関西人で異なる「大宮駅」のイメージ 埼玉の巨大ターミナルと、京都の地元密着駅

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ホームの配置は、ニューシャトルは当駅付近でループ線になっているので東西方向にあるが、残りはすべて、ほぼ南北方向である。ゆえに出入り口は東口と西口がある。

駅周辺は、東口が繁華街、西口がビジネス街という感じで、首都圏のターミナル駅では新宿駅に似ている。

埼玉 大宮駅の東口
大宮駅東口の駅前には繁華街が広がる(筆者撮影)

東口は氷川神社の他、旧中山道の宿場が置かれ、明治時代には製糸工場が複数稼働するなど、古くから栄えてきた。対照的に西口は、新幹線開通前は、商店街のまわりに住宅が建ち並ぶ、郊外の駅を思わせる光景だった。

駅の東西で異なる雰囲気

筆者は20歳ぐらいまで埼玉県に住んでおり、当時の運転免許試験場が、大宮駅から5kmほど西の荒川沿いにあったので、駅からバスに乗って行った経験があり、ターミナル駅らしからぬ光景だったことを覚えている。

しかし新幹線開通に合わせて再開発が始まり、現在の姿になった。東口に比べて新しいビルが多いのは、そのためだ。

ところで大宮は、「鉄道のまち」とも呼ばれている。日本鉄道時代に大宮工場が生まれ、現在は大宮総合車両センターに発展しており、北側には鉄道博物館がある。大宮支社でもそのあたりを意識したPRを行っている。

「2023年より大宮駅が開業した3月16日を『おおみや鉄道の日』と定め、『鉄道のまち大宮』のロゴマークを制定してPRを行い、周年イベント実施やロゴ商品販売などもしています。また鉄道博物館へのアクセスとなるニューシャトルの改札口までの通路は『てっぱく通り』と名付け、壁面に『鉄道博物館のあゆみ』を掲出しています」

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