京阪本線「京都側のターミナル」三条駅の将来展望 地下鉄との乗換駅、地上の再開発が動き出す

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京阪三条 三条大橋
京阪本線の三条駅は、鴨川にかかる三条大橋東側の地下にある(記者撮影)

京阪電気鉄道の京阪本線は大阪・京都両市の中心部を結ぶ49.3kmの路線だ。大阪側は淀屋橋、京都側は三条をターミナルとする。

どちらも地下にある駅で、市役所が徒歩圏内という共通点がある。淀屋橋は大阪メトロ御堂筋線、三条は京都市営地下鉄東西線との乗り換え拠点でもある。

本線の終点だが途中駅

ただ、三条から北へは出町柳まで2.3kmの鴨東(おうとう)線が延びていて、京阪本線と鴨東線は一体で運用されている。有料座席指定車両の「プレミアムカー」を連結した特急や快速急行も、京都方面の行き先は出町柳。そのため三条駅がターミナルとして意識されることは少ないかもしれない。

京阪本線は東海道新幹線・東海道本線の北側で鴨川東岸の川端通の地下を走る。かつては鴨川と琵琶湖疏水の間にある堤防の桜並木の中を電車が行き交っていたが、1987年5月24日に駅と線路が地下化された。疏水も暗渠となった。

【写真】堤防の上を京阪本線が走る、地上にあった当時の三条駅の貴重な記録。現在は地下駅となって地上から全体像をうかがい知ることはできないが、バックヤードにある防災室では駅の現状を一目で把握できるようになっている
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