新潟市で新駅20年ぶりに誕生、「鉄道王国」の進化 3月15日上所駅開業、新潟駅前は大工事が続く
JR越後線の新駅「上所(かみところ)駅」は新潟市中央区に2025年3月15日開業。柏崎と新潟を結ぶ越後線は、もともと1912年に私鉄の越後鉄道として生まれ、1927年に国有化された。当初は白山がターミナルで、白山と新発田と結ぶ路線として計画されたのが現在の白新線だ。
越後線は柏崎―吉田間と吉田―新潟間で運行が分離されており、柏崎寄りはローカル線、新潟寄りは都市近郊路線と性格が大きく異なる。とくに新潟市の郊外を走る内野―新潟間は日中も20分おきと本数も多い。
越後線に20年ぶり新駅
上所駅は白山―新潟間に設置。新潟市内、あるいはJR東日本新潟支社管内の在来線では2005年3月の越後線・内野西が丘以来、20年ぶりの新駅となる。県内ではトキ鉄日本海ひすいラインに2021年3月、えちご押上ひすい海岸駅が誕生している。
新潟駅から見れば西側で信濃川を渡る橋の手前にあたり、新潟駅から約1.5km、白山駅から約1.6kmと両駅のほぼ中間にあたる。無人駅でホームは対面式の2面2線。6両編成に対応、上家は3両編成分ある。

上所駅は無人駅でホームは2面2線の対面式(記者撮影)
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