若い世代が続々入居する「いい感じ」な団地の秘密 埼玉・草加市 シェア工房や菜園・ピザ窯付き
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東武鉄道の社宅を大胆にリノベーションし、2024年に賃貸住宅「ミノリテラス草加」として生まれ変わりました(写真撮影/刑部友康)
老朽化が進む団地・社宅を、リノベやコンバージョン(用途変更)をし、再生・利活用しようという取り組みが全国に広がっています。埼玉県草加市では建物の再生だけにとどまらず、一部を飲食店やDIY工房、子どもの居場所といった複合施設とし、まちやコミュニティを活性化する動きが出てきました。
そんな「ミノリテラス草加」を開発した東武鉄道株式会社とコミュニティ運営を担う株式会社ソウカブンカのコミュニティマネージャー、住んでいる人の声を取材しました。
子どもたちが走り、大人も笑顔あふれる
東武スカイツリーライン草加駅から線路沿いに歩くこと約9分。何やら楽しげな雰囲気の施設、「ミノリテラス草加」が見えてきます。賃貸住宅部分の3棟44戸の「ソライエアイル草加氷川町」、飲食店やDIY工房、コミュニティファームなどからなる複合施設で、築山のある芝生広場、シンボルツリー、ウッドデッキがなんともすてきな雰囲気を醸し出しています。
もともとは、東武鉄道の社宅でしたが大胆にリノベーションし、2024年に賃貸住宅として生まれ変わりました。
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道沿いに設置された「ミノリテラス草加」の掲示板。楽しげな雰囲気が伝わります(写真撮影/刑部友康)
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