過去最高値を更新「金価格」はどこまで上がるか? スポット価格は3000ドル目前、高騰続く背景

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——スポット価格が過去最高値で3000ドルに届くかどうかという水準に来ていますが、2025年の相場の動向をどのように見ていますか。

基本的には上がっていくとみています。年初に「年後半には3000ドル」と予想していたのですが、2カ月で今の水準なので「弱気すぎたな」という思いがあります。

もちろん相場なので、デイリーのアップダウンは入りますが、長期的な視野で見るのであれば上がっていくと考えています。

下落トレンドは想像できない

——下落する要因はない?

長期的に見ると下落要因はありません。短期的にゴールドが下がる可能性があるとすれば、トランプ氏がイスラエルとハマス、ウクライナとロシアといった地政学的な緊張を和らげることに成功すれば、一時的にゴールド売られる可能性はあると思います。

それ以外にゴールドがトレンドとして下がり始めるのは、私には想像ができないです。中央銀行がいきなり金の買う量を減らすということも考えにくい。今の世界情勢を考えると、トランプ氏が大統領になって余計に新興国、アメリカの同盟国以外にとってはやっぱりゴールドは非常に魅力的なのではないかと思います。

——あらためて予想を見直すとして、どのぐらいの水準になりそうでしょうか。

3200ドルぐらいまでいくのではないでしょうか。2030年までの予測も考えたのですが、4800ドルから5000ドルぐらいは十分ありうると思います。

動画内ではこのほかにも、「金相場上昇の詳細」「日本人投資家の売買の変化」などについて聞いています。
井下 健悟 東洋経済 記者

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いのした けんご / Kengo Inoshita

食品、自動車、通信、電力、金融などの業界を担当。週刊東洋経済編集長、東洋経済オンライン編集長を経て、2025年2月より東洋経済オンライン動画編集長。

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