「テレ東辞めたD」起業成功も会社員を続ける理由 立ち上げた経済メディア「リハック」は大ブレイク
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次々と渦中の人物が出演し、話題を集めている経済動画メディア『ReHacQ』(以下、リハック)。
同メディアのプロデューサー・高橋弘樹さんは、テレビ東京で『家、ついて行ってイイですか?』をヒットさせ、日経新聞とテレ東HDの子会社が共同で運営していたYouTubeチャンネル『日経テレ東大学』の制作統括を務めた元・名物テレビマンだ。
テレ東を退職後は、『リハック』を運営する一方で、インターネットTV局「ABEMA」のゼネラルプロデューサーも務める。
かつて高橋さんは「テレビ東京の常務を目指している」と語り、人気番組を次々と輩出して結果を残すことで局内での出世を志していたが、紆余曲折の末、現在は株式会社tonari代表取締役社長兼ABEMAゼネラルプロデューサーというダブルワークを選んだ。
テレビ局を辞めて独立する名物プロデューサーは多々いるが、会社員とのダブルワークは珍しい。なぜ彼はテレ東を辞めて今の道に進んだのか。
企画を作る力よりも、実行する足腰が必要
2005年に早稲田大学政治経済学部卒業後、テレ東に入社した高橋さん。就職先にテレビ局を選んだのは、実は強い意志があったわけではなかったという。
「大学では文系を専攻していましたが、将来はものづくりをしたいと思った程度の軽い気持ちでした。当初は報道記者を目指してたんです。でも、自分で企画を作り、取材ネタを探せる記者になりたかった。3年くらい企画を作る能力や演出方法を磨いたら、他の記者と差別化できるなという考えがあったので、バラエティーの職種を受けて採用されたんです」
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