「40代からアメリカで挑戦」平岳大が語る仕事観 「キャプテン・アメリカ」の最新作に出演

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――これまでのキャリアを振り返っていかがですか?

やはりアメリカに行ったというのは一番大きかったですね。若い頃はアメリカで学生をやって、ちょっと大人になってから演技を勉強して……というのがうまく今合わさって良くなっているのかなと思います。

でも真田さんの世代があって、それから少し英語ができる僕のような存在が出てきて、もう次は「SHOGUN 将軍」のアンナ・サワイさんも出てきている。

英語でも日本語でもどちらもパーフェクトな人が活躍していく時代の中で、自分としては、真田さんや渡辺謙さんといった方々とのトーチをつなげなきゃいけないなと思いますね。

日本人も「面」で戦えるようになりたい

――近年は『パラサイト 半地下の家族』などの韓国映画しかり、『ゴジラ-1.0』しかり、もちろん「SHOGUN 将軍」もそうですが、英語以外の母国語の映画もアメリカで受け入れられるようになってきていて。向かい風を感じることはありますか?

もちろん「SHOGUN 将軍」の成功というのもあります。ただ、日本語で芝居して、日本の要素が入っていますが、製作自体はアメリカですよね。

そして「SHOGUN 将軍」というのは、80年代からあったもの。太秦で作ろうと思えば、もしかしたら作れたかもしれない。日本のクリエイターや作る側も、もっと日本の中にあるIPみたいなのをもう一度ふるいにかけて、日本発のコンテンツを出していって、日本人が点で戦うことなく、韓国のように面で戦えるようになったらいいなと思っています。

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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