「かつや」の姉妹豚汁店がここに来て"攻勢"のワケ 豚汁ブームを牽引「ごちとん」一体何が魅力か

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店内の広さに対してかなり攻めた数の席が配置され、席と席の合間をぬって着席するにも一苦労。隣客との距離も近く、快適とは言えなかった。

とはいえ野菜たっぷりで満腹になれる豚汁定食が手ごろな価格で楽しめるのは嬉しく、さらに行く度に「次回使えるアジフライ無料券」がもらえるので、これにつられて繰り返し来店した。まんまと無料券のループにハマっていたのだ。

ちなみに「かつや」でも毎回「100円割引券」が渡され、同様のループに陥っている人が大量発生しているのは有名な話だ。

とんかつ・カツ丼チェーンのかつや。毎回「100円割引券」が渡され、ループに陥る人が多数生まれることで有名だ(写真:鬼頭勇大)

「ごちとん」渋谷新南口店は常に賑わっており、回転率はすこぶるよかったのだろう。しかし、財布の整理をした際、ふと「アジフライ無料券」をゴミ箱に捨て、「ごちとん」ループから決別したのは店内の居心地の悪さが理由だったと思う。

それから数年、再び「ごちとんループ」に陥る

池袋店と目黒店の出店のニュースを聞いたのをきっかけに「ごちとん」を思い出し、久々に渋谷新南口店を訪れたら、オープン当初の状態から席が間引かれ、ゆとりある配置になっていた。

「ごちとん」渋谷南口店
2025年1月に訪れた「ごちとん」渋谷新南口店。この辺はオフィスが多く、昼時は多くの店でウェイティングが発生。筆者が訪れたのは13時ごろだが数組のウェイティングがあった(筆者撮影)
「ごちとん」渋谷南口店の店内
2025年1月の「ごちとん」渋谷新南口店の店内。以前と比べてカウンター、テーブルともに席が減っていた(筆者撮影)
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