映画「1ST KISS」も"ホテルで名作が生まれる"ナゼ 各地の「ロケ地となったホテル」を巡ってみた

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ホテルの目の前には、山下公園や氷川丸、横浜マリンタワーといった、まさに横浜の代表的な観光スポットがあります。また、横浜中華街や港の見える丘公園にも徒歩圏内。横浜観光にはベストなロケーションです。

ホテルニューグランド
重厚かつクラシックな内部には静かな時間が流れています(東洋経済オンライン編集部撮影)
横浜
目の前には山下公園があり、横浜らしさを堪能できるロケーションです(写真:まちゃー/PIXTA)

宿泊費は高騰化…それでも一度は味わいたい

ホテル業界においては、昨今の訪日インバウンド需要の高まりに加えて、コロナ禍以降、新たなリモートワーク文化の浸透が大きな転換点です。

最近では、仕事と休暇をうまく両立させて効率化を図る「ワーケーション」を構成する重要な場として、ホテルに再び注目が集まっており、これまで観光に特化してきたホテルでも、その利用シーンが様変わりしてきています。

多くの人々が行き交い、出会う場所でありながら、同時に人生の節目のシーンを彩り、ドラマが生まれる場所であるホテル。そんなホテルが舞台となった名作映画やドラマの世界を追体験することは、まさに非日常であるといえます。

ホテルニューグランド
名門クラシックホテルでのひとときは贅沢な気分にさせてくれます(写真:Morisot/PIXTA)

とはいえ、昨今の宿泊費の高騰化で手軽には宿泊できなくなっているのが現実。コロナ禍以降、インバウンド需要が増えた以外にも、旅行や出張といった国内需要も増加。加えて人件費の高騰で、客室単価が上昇の一途を辿っています。

東京商工リサーチによると、2024年7-9月期の客室単価は、上場ホテル12ブランドのうち、11ブランドでコロナ禍以降の最高値を記録しました。

より“特別な場所”となったホテル。たまのご褒美として、その非日常感を噛み締めながら、ドラマの主人公になった気分でしっぽりと浸るのもいいかもしれません。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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