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「フリーランスいじめ」がしにくくなった背景 安易に安売りをせずに長い目で考えよう

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  • 小山 晃弘 税理士法人小山・ミカタパートナーズ代表
  • 郷 和貴 ブックライター
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:あ、でも実際にフリーランスいじめにあったときって、どこに相談すればいいんですか? 組合? 警察? 公正取引委員会?

小山:実は国が専用の窓口を用意しているんです。第二東京弁護士会が厚生労働省の委託を受けて「フリーランス・トラブル110番」というサービスを提供しています。相談は無料で、匿名でもOKです。

相談内容に応じて直接和解に動くのか、訴訟や民事調停に行くのか、労働基準監督署や公正取引委員会、中小企業庁に報告するのかなども考えてもらえます。

:それは頼もしい! ブックマークしておきます。

一方的な要求をされた場合は?

小山:で、いまの話は自分の身を守るためにもぜひ覚えておいてほしいんですけど、ものすごくぶっちゃけて言うと、建前論でもあるんです。

:と言いますと?

小山:たとえば、フリーランスになったばかりで実績もない人が、取引先の理不尽な対応にいちいち法律を振りかざしていたら、どうなります?

:相手は一瞬だけ「ごめんなさい」をするでしょうけど、うわさが広まったらどこも仕事を回してくれなそう。

小山:そう。たぶんそれが現実です。私も複数の会社を経営しているので取引先から理不尽な要求をされた経験はいくらでもあります。でも実は、法律を盾にしたことってほとんどありません。私が部下にもよく伝えているのは、「一方的な要求があったときに、仮にその場は譲歩したとしても、長期的に見て得するように話を持っていく」を基本とすることですね。要は負けっぱなしでは終わらない。

:小山先生、かっこいい!

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