はじめての日本神話 『古事記』を読みとく 坂本 勝著
神話は単なる昔話ではない。私たちが生きているこの世界の意味を、神の存在に託して描いた行為である。神話をひもとくことは、日本人の来た道、アイデンティティを知ることでもあるのだ。
本書はまず、刊行1300年といわれる日本最古の歴史書『古事記』について語る。国づくり神話から始まり、スサノヲやヤマトタケルの活躍、天岩戸伝説などのエピソードをダイジェストで掲載。併せて、『古事記』が何を問い、何を描こうとしていたのかを、わかりやすく解説する。そのうえで、ほかの神話や伝承も視野に入れ、古代日本の神話世界を考察していく。
私たちの祖先が何を拠り所に生きていたのかを、上代文学者が探った入門書。
ちくまプリマー新書 819円
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