初心者でも失敗しない好みのワインの選び方 高いボトルだからおいしいとは限らない
それぞれのラベルには、つくり手の想いが溢れています。このメッセージを受け取ることができるのは、きっと経験や知識の量ではなく、感受性豊かな人、たとえば音楽、美術、映画、旅が好きな人なのかもしれません。
店員さんを味方につけよう
ワインを飲み始めたばかりの頃は、専門店やデパートに足を踏み入れるのになかなか勇気がいるもの。
有名店ともなれば、店員さんがソムリエの資格をもっていることも多いので、「話しかけられたらどうしよう。産地も品種も詳しくないし……」と尻込みしてしまうかもしれません。
それに、専門店やデパートはたいてい高価格帯ワインを扱っているので「高いワインを売りつけられたりしないだろうか」と、不安にもなりますよね。
でも、そんなことを心配する必要はないのです。店員さんを味方につければ、お値段以上のワインや、珍しいワインを見つけることができます。ここでは、店員さんと話すときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
専門店で扱っているワインは3000円~1万円以上と幅が広いので、どの価格帯のワインを探しているかを伝えることが大切です。だいたいの目安は3000円前後、5000円前後、1万円前後です。
自分が飲むためなのか、ワイン会に持っていくものなのか、贈答品なのか用途を伝えましょう。自宅用なら100%自分の好みでいいわけですが、ワイン会となると、会の趣旨や、参加者の層に合ったワインを選ぶ必要があります。ちょっとした玄人が集まる会ならば、王道の産地でなく、珍しい国と品種の組み合わせが喜ばれそうです。店員さんに雰囲気を伝えると、いろいろおすすめしてくれます。
単純に「赤・白・ロゼ」の分類だけではなく、前述したように「軽めの白」「重めの白」「軽めの赤」「重めの赤」のどのタイプかを伝えられるだけでも、探しているワインに近づくことができます。タイプがわからないときは、過去に飲んで好みの品種/嫌いだった品種を伝えてもよいでしょう。
専門的な知識は必要ありません。「ワイン力」を高めるチャンスだと思って、ぜひ店員さんと話してみてください。
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