視力にまつわる「まさに目から鱗」の最新常識4つ 「健康オタク」であることが目を守るための秘訣
Q. 目がよくなるオススメ習慣は?
A. ずばり「コーヒーブレイク」
厚生労働省では、1時間のVDT作業(液晶画面を見て行う作業)のあとに15分の目を休める時間を取り入れるよう指導しています。
しかし、面倒くさいし集中が途切れるので実際はやっていない、という方が多いのではないでしょうか? その場合は、特定の作業をするのがコツです。
たとえば、掃除やごみ捨て。やってみると精神衛生的にいいのでおすすめです。みんなに感謝されますし、何よりきれいなところで仕事ができるので気持ちがいいです。
机の上が乱雑な人は、ぜひ休憩がてら自分の机を整理してみてください。作業環境の整理は脳の整理にもつながります。脳が整理されていないと、意図せずマルチタスクになり仕事の効率が下がってしまうのです。
また、コーヒーブレイクも効果的です。ただし、席でパソコンを見たまま缶コーヒーを飲んだのではあまり意味がありません。席を立ってコーヒーを淹れることで、本当の意味で休憩になります。豆から淹れると何となく「違いのわかる人」のような気がして気分がいいかもしれません。
ちなみに、長時間座っていると寿命が縮むという研究結果がクイーンズランド大学の研究でわかっており、少しでも座る時間を分割することがすすめられています。
1日に8時間以上座っている人は、4時間未満座っている人に比べて死亡リスクが高いそうです。目を休めるとともに、体全体のリフレッシュにもいいので、上手な休み方を取り入れてください。
視力に影響があるのは「画面との距離」
Q. 目のためにはゲームをしてはいけない?
A. 「ゲーム=目が悪くなる」は間違っている
じつは、ゲームはさほど目に悪いわけではないことがわかっています。ただしそれには条件があります。それは、距離に気をつけること。
手元に持って操作するポータブルタイプのゲームは、目との距離が近く、視力を落とす「近業」にあたります。
集中してずっと遊んでいれば、近くに焦点を合わせるために毛様体筋はフル稼働し、悲鳴を上げます。結果、体が適応しようとして、軸性近視が進行するのです。
しかし、大画面であれば、あまりに近いとそもそも見づらいため、2m以上は自然と距離をとるはずです。距離がとれれば毛様体筋もさほどがんばらなくてよいので、「近業」にはなりません。
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