送迎の時間を利用して4〜5キロをウォーキングし、健康維持にあてることもある。
「健康維持といえば、子どもと一緒に家族全員で21時には寝ます。朝は5時に起きるので、暖かい季節は歩きに行くこともありますね」
「完全フレックスだと、午前中に買い出しにも行けます」と、朝倉さんは現在の働き方を利用して、子育てや家事に自分の時間を多く充てるようになった。現在は料理にもチャレンジし始めている。時間に余裕のある今の子育ては「こんなに楽しいとは思わなかった」。
20〜30代のころの朝倉さんの生き方と比較すると、今は全く違う人生を歩んでいるように見える。自身はどのように考え方が変化したのだろうか。
若いころの子育ては「反面教師」
最初の結婚時の子育てから学んだことは?と尋ねてみた。
「完全に反面教師ですね。一緒にお風呂入ったり、ご飯を食べたりすることがこんなに大事やっていうことを知らなかったし、してこなかった。だから今は、娘にベッタリですね。妻も逆に(若くて忙しいときよりも、時間に余裕のある今子育てができて)良かったと言ってくれます。
20代は『結婚したら子どもはできるもん』くらいにしか思ってなかったけど、50代のときはこれから育てていくことへの覚悟が違いました。若いときは子育てよりも『仕事を頑張らなあかん』と思っていましたけど、今は、仕事は『頑張るというより、細く長く(いければ良い)』と思っています。離婚を経験して、自分中心の考えから家庭中心の考えに変わったかもしれませんね」。
反面教師だという最初の子育て。再婚したとき、子どもをつくることに抵抗はなかったのだろうか。
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