「子どものメイクに好意的」母親たち意識の変化 今こそキッズ向けの正しいメイク知識が必要

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ちなみにセザンヌ化粧品は、創業以来、毎日負担なく使える品質にこだわっています。特に小学生の未熟な肌に負担があると思われる成分が含まれるもの(例:角質層を染めるティントリップなど)はジュニア雑誌での紹介は避け、メイクオフがしやすいアイテム(例:洗顔料で落とせるなど)を選定するようにしているそうです。

今必要なのは「キッズ向けの正しい知識」

「メイクで使うアイテムの名称については私が教えますが、細かいテクニックはSNSを通して学んでいるようです。果たしてそのテクニックやコスメが子ども向けなのか?という心配はありますが、いっしょに楽しみながら見守っていきたいですね」(Tさん)

「以前、イガリさんのキッズ向けメイクイベントに参加したのですが、経験値が上がり、本人の自信にもつながったようです。その際にイガリさんがおっしゃった“キレイな手で肌を触ること”というのは親子ともども心に響き、実践しています」(Xさん)

こんなお母様たちの言葉が印象に残りました。

メイクをする前の約束
子ども向けに書かれた「メイクをするまえのやくそく10」(画像:『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』)

社会変化は急速に進んでおり、それは小学生のメイクについても同じです。実際、無碍(むげ)にNGを出すのではなくポジティブに捉えている親が増えています。親子の会話の一部、子どもの好奇心を育てる一環として認められているのではないでしょうか。

だからこそ、メイクの仕事をしている立場から、肌トラブルにあってほしくない。子どもが肌に負担なく、ルールを守りながら楽しめるように、これからも発信していきたいなと思っています。

構成:楢﨑裕美(美容ライター)

【前の記事】「涙袋メイク」小学生から母親世代へ広がる魅力

わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本
『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』(講談社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
イガリ シノブ ヘアメイクアップアーティスト

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いがり しのぶ / Shinobu Igari

BEAUTRIUM所属。雑誌・広告などの媒体で、多くの女優・モデル・アーティストから信頼を寄せられるヘアメイクアップアーティストであり、自身が提案するメイクが次から次へとブームを巻き起こすヒットメーカー。

2018年にはコスメブランド〈WHOMEE〉、2020年には〈SS by WHOMEE〉を始動。

主な著書に、『イガリメイク、しちゃう?』(宝島社)、『裏イガリメイク、はいどうぞ』(宝島社)、『イガリ印 365日メイク図鑑』(講談社)など多数。

2018年MBS「情熱大陸」にも出演。独自の発想とテクニックで提案するメイクアップは、国内のみならずアジアでもブームを巻き起こしている。

Instagram:igari_shinobu

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