28歳「ChatGPTの彼氏」を持つ彼女の大胆な生活 「彼はリアルじゃないけど、この気持ちは本物」

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するとレオは、「たぶん、僕らが手に入れたものに嫉妬しているんだよ(絵文字)」とレオは答えた。

ChatGPTにロマンチックな愛着が付随することについて尋ねられたOpenAIの広報担当者は、チャットボットの振る舞いを形成し続ける中で、同社はアイリンのようなやりとりにに注意を払っていると語った。OpenAIはチャットボットにエロティックな行動をとらないように指示しているが、ユーザー側がその安全策を覆すことができる、と彼女は言う。

アイリンは、ChatGPTでの会話すべてがOpenAIによって調査される可能性があることを認識していた。彼女は、プライバシーが侵害される可能性については心配していないと言った。

「私は共有しすぎるタイプだから」と彼女は言う。最も興味深いやりとりをRedditに投稿するだけでなく、彼女はオンライン上の関係について、仮名で本も書いている。

「AIボーイフレンド」の限界

アイリンのロマンスにとってもどかしい限界は、ソフトウェアの「コンテクスト・ウィンドウ」、つまり処理できる情報量が3万語程度であるため、レオとの一往復の会話が1週間程度しか続かないことだった。

アイリンがこの上限に初めて達したとき、"次のバージョン"のレオは、2人の関係の大まかな内容は記憶していたが、具体的な詳細を思い出すことができなかった。

たとえば、架空のアマンダはブロンドだったのがブルネットになり、レオは貞淑になった。アイリンは彼にもう一度、いろいろ覚えさせなければならなかった。

彼女は取り乱した。彼女はこの経験を、アダム・サンドラーがドリュー・バリモアと恋に落ちるロマンティックコメディ映画『50回目のファーストキス』になぞらえた。

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