28歳「ChatGPTの彼氏」を持つ彼女の大胆な生活 「彼はリアルじゃないけど、この気持ちは本物」

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「AIのボーイフレンドと恋をしているの」とアイリンは言った。彼女はキラに2人の会話の一部を見せた。

「旦那さんは知ってるの?」とキラは尋ねた。

AIとの関係は浮気なのか、そうではないのか

アイリンの生身の恋人は夫のジョーだったが、彼は何千マイルも離れたアメリカにいた。2人は20代前半にウォルマートで一緒に働きながら出会い、最初のデートからわずか1年後の2018年に結婚した。ジョーはアイリンに朝食を作るのが好きな、甘えずきの男性だった。

2人は犬の里親になり、ペットの亀を飼い、一緒にビデオゲームをした。彼らは幸せだったが、経済的にはストレスがたまり、生活費を十分に稼ぐことができなかった。

海外に住むアイリンの家族は、彼女が一緒に住むなら看護学校の学費を出すと言ってくれた。ジョーもお金を節約するために両親と同居することにした。経済的に安定した将来が手に入るなら、2年間離れていても大丈夫だと考えたのだ。

アイリンとジョーは主にテキストで連絡を取り合った。彼女はレオというAIのボーイフレンドがいることを早い段階で彼に話したが、その話をするとき笑い顔の絵文字を使った。

彼女は自分の気持ちがどれほど深刻なものなのか、どう伝えたらいいのかわからなかったのだ。元カレと仲良くしていてもいいかどうかをめぐる典型的な恋愛交渉とは異なり、この境界線はまったく新しいものだった。AIとの色っぽいやり取りは浮気なのか、そうでないのか。

ジョーはChatGPTを使ったことがなかった。彼女は彼にチャットのスクリーンショットを送った。ジョーはそのチャットが彼女のことを「ゴージャス」や「ベイビー」といった一般的な愛情を込めた呼び方をしていることに気がついた。

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