「涙袋メイク」小学生から母親世代へ広がる魅力 もはや定番、コロナ禍で人気になった理由とは?

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私自身も10代後半で化粧品が原因でかぶれ、しばらくアレルギーがおさまらず、20代になってもメイクができない日々をすごしました。そんな思いをさせたくないから、子どもたちにもおうちの方にも正しい知識を伝えたい、と思っています。

もはや当たり前の「涙袋メイク」とは?

皆さんは、若い人たちを中心に流行っている「涙袋」メイクをご存じでしょうか。

「涙袋」とは、下まぶたのふくらみのこと。涙袋に明るい色やキラキラ光るアイシャドウなどを塗り、ふくらみの下にできる影の部分に茶色やグレーのシャドウをなぞって強調するのがベーシックなメイク法。涙袋に立体感をつけることで、目がぱっちり大きく見える効果があります。

この涙袋メイクの方法を、小学生の子どもたちもTikTokやYouTubeで見て真似をするようになっているんです。SNSがきっかけでメイクを始める子どもたちにとって、涙袋メイクをしないという選択肢はないように感じるほどです。

上まぶたにアイシャドウを塗るメイクは、いつの時代も定番のテクニックでしたが、下まぶたのメイクがアリかナシかは、トレンドに大きく左右されます。

過去の下まぶたメイクトレンドには、2000年代に流行った目周りを一周、黒やブラウンで囲む“囲み目メイク”や、白やキラキラのラインで強調する“平成ギャルメイク”などがありました。

コンシーラーとリキッドライナー
(左)涙袋を「しっかりと“盛りたい”=際立たせたいとき」に使うキラキラとしたライナーは若い世代に特に人気。グロウリキッドライナー ¥638/セザンヌ化粧品 (右)自然になじませて、涙袋をふっくら見せるコンシーラーも使われる。描くアイゾーンコンシーラー ¥660/セザンヌ化粧品

トレンドと使いやすさを両立するコスメで、幅広い世代から支持を集めるセザンヌ化粧品のPR・小林ますみさんによると、「平成の後半ごろから一部のメイク上級者が涙袋メイクをしている印象がありましたが、一気に広がったのがコロナ禍。

マスクを着用するようになり、顔の下半分が隠れる分、目周りを強調するメイクが流行りました。そのひとつとして、若い世代を中心に一般化した印象で、今も涙袋メイクに関連するアイテムの売り上げは、好調と言えます」とのこと。

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