イケアのビュッフェ企画は、今回が初めてではありません。2012年には港北店の土日限定朝食バイキング、今年2月のバレンタインシーズンにはスイーツの食べ放題、5月後半から6月頭にかけてはクスクスのサラダや、マッサマン、グリーン、バターチキンなどの6種類のカレーが楽しめる「オリエンタルビュッフェ」を開催していました。
これらはどれもワンコインの500円で提供。カレー好きな筆者の夫が買い物ついでにレストランへ寄ってみたところ、ディズニーランド並みの混雑であきらめて帰って来たと苦笑していたことを覚えています。
300～500円で満腹に、時間帯別のセットメニュー
さて、期間限定のビュッフェ以外の食事環境についてはどうでしょうか。これまでもブレックファストセット（300円、開店～11時）を提供していましたが、今期より生ハムのサンドイッチにフライドポテト、スープがついたランチセット（400円、11時30分～15時）、ベジボール10個と伝統的な固めのパン、スープがついたディナーセット（500円、16時～閉店まで）を新たなセットメニューとして提供しています。マクドナルドの平日昼のバリューセットが、350～550円ですから、価格帯はファストフード並みだということが分かります。
もちろん、単品のメニューも充実しています。看板メニュー「スウェーデン・ミートボール」（10個599円、15個699円）は、新メニューとして「チキンミートボール」（ミートボールと同価格）と、動物性食品を一切使用していない「ベジボール」（10個499円、15個599円）を追加。「サーモンフィレ」（750円）や「サーモンラップサンド」（299円）、「サーモンマリネ」（429円）などのサーモン料理も豊富です。
また「カレーライス」（249円）のような定番メニュー、ソーセージやポテト、パン類などのサイドディッシュも充実。ドリンクバー（120円）も完備しています。
筆者も休日の朝、ブレックファストセット目当てに、レストランに立ち寄ってみました。ハート型のワッフルにフルーツやヨーグルト、コーヒーまでついて300円。学食や社員食堂の形式に似たセルフサービスですが、サイドディッシュやパン、デザートなどを選ぶ楽しみもあり、雰囲気としてはホテルの朝食会場を思わせます。
広々とした店内は椅子や机の配置など、いくつかのデザインを取り入れていますが統一感があり、他のフードコートにはない洗練された空間です。
お客は子連れのファミリーばかりと思いきや、ノートパソコンで仕事をする男性、読書を楽しむ女性、年配のご夫婦など様々で、幅広い年代に受け入れられていることが伺えます。
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