刃物を持つ犯人に「絶対してはいけない」3つの事 刃物を持った人物が現れたら…どうすればいい?
まず、生死を分けるのは「初動」である、という点を念頭に置いてほしい。これによってその後の結果に大きな差が出る。警察官は至近距離から刃物で急襲されたときの訓練をするが、その際に徹底的に叩き込まれるのが初動の動きだ。
刃物を持った人物が現れたとき、「絶対にしてはいけない行動」というものがある。以下の3つだ。
1つ目は、声をあげること。もちろん、突然刺されてしまったという場合には別だが、目の前に刃物を持った人物が現れたとき、声をあげて自分の存在を知らせたり、犯人を刺激したりしてしまうと、犯人のターゲットになりやすい。
この後の動きにつなげるため、そっと存在感を消すことが必要となってくる。
2つ目は、背中を向けて逃げること。目の前に刃物を持った人間がいれば一目散に逃げ出したくなるが、それでは犯人の攻撃から目をそらすことにもなる。背後から襲われてしまうと、初動で最も重要な防御をすることもできない。
凶器による攻撃が届く範囲にいる場合は、犯人のほうを見ながら、後ずさりする。つねに犯人を視界にとどめる。犯人の攻撃範囲から出て、距離をとることができて、なおかつ犯人が背中を見せるなど、こちらから注意がそれたタイミングがきたら全速力で走って逃げるのがベストだ。
逃げる間もなく凶刃が届きそうになったら…
そして最後の危険な行動は、戦うことだ。自身の腕っ節に自信があったり、犯人が小柄だったりすると、勇敢な人は立ち向かおうとするかもしれないが、それは最後の手段である。
アメリカでも、テロ対策として「ラン(Run)・ハイド(Hide)・ファイト(Fight)」を推奨している。まず、走って逃げる。次に隠れて身の安全を確保する。そして、最終手段として戦う。あくまでも何もしなければ座して死を待つのみという状況になって初めて、「戦う」という選択肢が出てくるのだ。
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