製造販売を手掛けるのは、トヨタ・ハイエースをベースとするキャンピングカーで有名なトイファクトリー。同社では、今までもディズニーとコラボしたキャンピングカーをリリースしており、今回のライオン・キング仕様車は第4弾となる。
ちなみに過去のコラボモデルには、2022年に第1弾となる「トイ・ストーリー」仕様車を発売(現在は販売終了)。2023年には第2弾として「ディズニー100周年記念モデル」(これも現在は販売終了)、2024年8月には第3弾となるミッキーマウスやドナルドダックなどとのコラボモデル(2024年12月9日現在で販売中)をリリースした。これらのうち、第2弾と第3弾のモデルは、ベース車にフィアットの商用バン「デュカト」を使用。全長5m超えの大きな車体を持つ高級モデルだったが、今回は第1弾の「トイ・ストーリー」仕様車と同じハイエースをベースとする。
ハイエースをベースに選んだ理由
デュカト・ベースの同社キャンピングカーの場合、意外に就寝定員が少ないことが関係している。過去にリリースした2モデルとも、乗車定員は4名だが、就寝定員は2名。シニア層の夫婦など、大人2名のクルマ旅を前提としたモデルだといえる。
対して、ハイエースがベースの同社キャンピングカーでは、より多くの乗車定員や就寝定員を確保する。例えば、かつてのトイ・ストーリー仕様車は乗車定員5~7名、就寝定員5名。今回のライオン・キング仕様車でも乗車定員4~6名、就寝定員5名だ。より多くの人数の乗員や就寝を可能とすることで、主にファミリー層をターゲットにする。親子の絆などをテーマにするライオン・キングというコンテンツにマッチさせるためだ。
しかも価格(税込み)は、デュカト・ベースのモデルより比較的安く、第2弾モデルが2023万円~、第3弾モデルが1748万円~、それらに対して新型は820~903万円に設定。デュカト・ベースのモデルと比べ、より若い層などでも手が出しやすい価格設定としていることもポイントだ。
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