ちなみに展示車両の外装には、前後バンパーのスキッドバー、ルーフラックやサイドラダー、ブロックパターンのオフロードタイヤなど、さまざまなオプションパーツを装備。これらの装着により、アウトドア感や個性をさらにアップした外観とすることが可能だ。
ライオン・キングキャンピングカーの内装
一方の内装。とくに目を惹くのは、室内中央にあるソファなどに使われているファブリックの柄だ。ライオン・キングらしいワイルドさやアフリカらしさを演出したという幾何学アートの柄は、プリントではなく、「尾州織(びしゅうおり)」の生地を採用。
これは、トイファクトリーのお膝元である岐阜県の西濃エリアや、愛知県の一宮市などを中心とする「尾州」地方の伝統的織物で、国産の高品質生地として知られているものだ。柄の色味には、緑が草木、青が水、ベージュが土、そしてオレンジや黄色が太陽の光を意味し、これらにより自然の豊かさと強さを表現したという。
なお、この柄は、運転席のセンターコンソールトレイにも配されているが、そこには、大人になった主人公のシンバと、幼なじみの女の子ナラのイラストを挿入。これは、ファミリー向けモデルながら、運転席は「大人の空間(クルマの運転は、大人にならないとできないという意味)」であることを表現するためのギミックなのだという。
また、ファブリックでは、ほかにも常設リアベッドにオレンジカラーを採用。これは、太陽の光を浴びてオレンジ色に輝くアフリカの大地を表現したものだ。なお、この生地も尾州織を使っており、糸段階で染色する先染めモール糸を使用することで、高級かつ立体感のある質感を楽しめるという。
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