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大阪メトロ「万博の玄関口」夢洲駅の実力は? 大勢の来場者を想定、広大な"近未来"地下空間

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ところで、1970年に大阪・千里丘陵で開催された万博では、大阪メトロの前身である大阪市営地下鉄が今回と同様、来場者輸送に大きく貢献した。

この時は、地下鉄御堂筋線と直通する北大阪急行が、会場メインゲート近くに万国博中央口駅を開設。同駅とここに続く会場線は万博の会期中だけ営業し、閉幕と共に廃止された。

わずか半年間のためだけに、駅だけでなく路線そのものも新設するというのはあまり例がなく、これだけを見ても1970年の万博がいかにすごかったかが分かる。

改札口付近の天井からは大型サイネージがぶら下がる(撮影:伊原薫)
【写真の続き】2025年大阪・関西万博を控えた夢洲駅の改札口。1970年万博で活躍した北大阪急行電鉄の旧会場線跡の写真も

万博後の駅の未来は?

一方、今回の延伸区間は全線が地下構造であり、全体の事業費も約520億円と莫大なこともあって、さすがに「半年で廃止」というわけにはいかない。では、閉幕後は延伸区間が“お荷物”となってしまうのかと思われがちだが、どうやらその心配はなさそうだ。

というのも、万博会場の北側ではIRの建設が始まっている。IRの運営事業者は、大阪府に対し違約金なしで事業から撤退できる「解除権」を2024年9月に放棄しており、IRの開業はほぼ確実となった。運営事業者は2030年秋の開業を目指しており、その暁には夢洲駅も来訪者輸送に一定の役割を果たすだろう。

紆余曲折を経て、ようやく開業にこぎつけた夢洲への地下鉄路線。その前途が明るいものであることを祈りたい。

【写真を見る】大阪メトロ「万博の玄関口」夢洲駅の実力は? 大勢の来場者を想定、広大な"近未来"地下空間(27枚)
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