大阪メトロ「万博の玄関口」夢洲駅の実力は? 大勢の来場者を想定、広大な"近未来"地下空間

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大阪メトロ中央線「夢洲駅」の南改札口前広場。右側の出口から万博の東ゲートへ続く=2024年10月(写真:伊原薫)

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、以下「大阪メトロ」)は、中央線コスモスクエア―夢洲間の開業日を2025年1月19日に決定した。

今里筋線の開業以来19年ぶり、大阪メトロとしては初めての延伸開業を前に、同社では試運転を断続的に実施。開業への準備は万端だ。

地下鉄建設の紆余曲折

夢洲駅は、文字通り大阪港の人工島である夢洲の中心に位置する。もともと夢洲は、1980年代後半に隣接する舞洲や咲洲とともに「テクノポート大阪計画」として開発が計画された。

【写真を見る】これが未来の駅なのか?2025年大阪・関西万博会場の「最寄り駅」となる大阪メトロ中央線の夢洲駅。広大な地下空間が広がる駅構内は?

1990年代後半には、大阪府や大阪市が招致を進めていた2008年夏季オリンピックの選手村を建設する計画も浮上。そのアクセス手段として、道路トンネルである夢咲トンネルと共に地下鉄の建設が進められた。

だが、オリンピックの招致に失敗し、テクノポート大阪計画も頓挫したことから地下鉄の延伸は中止。コスモスクエア駅がある咲洲と夢洲をつなぐ夢咲トンネルは、道路部分と一体化している地下鉄部分の躯体が完成した段階で、地下鉄部分の工事が打ち切られた。

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