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リスクを取らなきゃ金持ちには絶対勝てない カリスマ投資家が教える分散投資のコツ

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  • 藤野 英人 投資家。レオス・キャピタルワークス代表取締役会長兼社長CEO&CIO
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絶対的な安全を実現することは、人間には不可能なのです。日本中どこに行っても地震に遭う可能性はありますし、お金を持っていてもインフレで消えてしまうかもしれません。安全だと思っていた会社が倒産することもあります。私たちは本来、安全、安心ではない世界の中で生きています。毎日がチャレンジであり、毎日がリスクなのです。

リスクが嫌いな人は、「格差」を支えている人

「投資バカの思考法」(藤野英人著、SBクリエイティブ、1400円+税)。25年間、『バカ』になって全力を注いできたカリスマ投資家の思想を大公開。読むだけで、投資やお金から仕事の悩みまで解決できる1冊。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

話を投資に移しましょう。株価は、利益によって決まります。成長する可能性の高い会社に投資をすれば、大きなリターンが期待できます。「変動」するからです。反対に、成長しない会社にいくら投資をしても、リターンは期待できません。変動がなくいつまでも安定していれば、損をすることはありませんが、得することもありません。

リスクの逆がリターンなのではなく、リスクがあるからリターンがあります。リスクはリターンの源泉です。

変動のない世界では、リターンはありません。変動のない世界、安定を求める社会とは、「金持ちは金持ちのまま、貧乏は貧乏のままの社会」のことです。変動がなければ格差は固定されます。リスクを嫌う人は「貧乏な人は、貧乏なままである」ことを認めることになります。

「今はお金を持っていても、いつかなくなってしまうかもしれない」
「今はお金を持っていなくても、いつかは入るかもしれない」
「今は一般社員だけれど、結果を出し続ければ、社長になれるかもしれない」
「今は社長だれけど、結果が出ないと解任されるかもしれない」

 

変動性があるからこそ、チャンスを手にすることも、人生を変えることもできます。

変動性がなければ、今の人生を固定化するだけです。差別も格差もなくなりません。

「格差をなくしたい。貧乏は嫌だ。けれど、リスクを取りたくない」という考えは、成立しません。リスクが嫌いという人は、世の中から格差がなくならないことを支えている人です。日本の格差が固定し始めているのも、リスクを取ることが嫌いだという人が増えているからだと、私は考えています。動かないで格差を是正することは、できないのです。

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【リスクを最小化させる「好奇心の分散」】

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