リスクを取らなきゃ金持ちには絶対勝てない カリスマ投資家が教える分散投資のコツ
投資における「リスク」とは、「変動すること(変動性)」。「リスク=変動」です。
したがって、株価が上がるのも、株価が下がるのも、どちらも変動であり、どちらもリスクです。
• リスクが低い…変動幅が小さい
• リスクが高い…変動幅が大きい
グラフを見てください。
A社の株価のほうが変動幅は大きいため、「A社は、B社よりもリスクが高い」ことになります。とくに日本人は、変動や変化を嫌います。「勝ちたい」という気持ちよりも「負けたくない」という気持ちのほうが強い。だから、何かに挑戦することを嫌います。
たとえば「コインの裏か、表かを当てるゲーム」があって、「勝ったら1万円もらえるが、負けたら1万円払う」がゲームのルールだとします。ところが、この条件では、ほとんどの日本人がゲームをしません。1万円を得る可能性より、1万円損する可能性のほうが大きく感じるからです。
日本人の場合は、「勝ったら3万円もらえて、負けたら1万円払う」という条件のときに、ゲームに参加しはじめます。リスクの3倍以上のリターンが見込めなければ、積極的に動こうとはしないのです。
リスクとは人生を多く変える「クスリ(薬)」
リスクを逆から読むと、「クスリ(薬)」です。リスクを取るからリターンが得られます。変動が大きいからこそ、人生をより大きく変えることができます。
クスリを逆から読むと、「リスク」です。クスリは効き目だけでなく、副作用という「リスク」も併せ持っています。リスクとリターンはセットになっていて、リターンを得たいなら、リスクを受け入れる必要があります。リスクのない行動に価値は生まれません。だからこそ、私は「何かあったらまずやってみよう」と考えるようにしています。
しかも「安全であることが最善」ではありません。安全なことの中にもリスクはあります。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」は、「安心が安全ではない」ことを言い当てています。みんなと一緒なら「赤信号を渡る」という禁止行為も安心して行えますが、だからといって安全だとはかぎりません。車道にはクルマが走っているからです。
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