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「このマンガがすごい!2025」から読み解く"異変" 刊行20年、ベストテンはどう変わってきたか?

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今回の『このマンガがすごい!2025』は、2005年末刊行の第1弾『このマンガがすごい!2006』から数えてちょうど20年目(筆者撮影)
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今やすっかり年末の風物詩となったマンガランキング本の最新版『このマンガがすごい!2025』(宝島社)が12月13日に発売される。栄えある1位は[オトコ編]が『君と宇宙を歩くために』(泥ノ田犬彦/講談社/既刊3巻)、[オンナ編]が『環と周』(よしながふみ/集英社/全1巻)となった。

『君と宇宙を歩くために』は、異質なようで共通点のある二人が教室で出会うところから始まる。ヤンキー高校生・小林は勉強ができずバイトでもミスばかり。そこに現れたのが、挙動不審な転校生・宇野だった。声が大きく受け答えもヘン。何かをびっしり書いたノートを常に持ち歩いている。

今の時代に読まれるべき物語

しかしそれは苦手なことを何とかして補おうとする彼なりの工夫だった。明示はされないが宇野も小林も発達障害の持ち主だろう。宇野と出会ったことで小林も自身の特性に向き合えるようになる。ひとつの成功体験で喜びに浸る小林の姿には思わず感涙。マンガ大賞2024の大賞受賞作でもあり、まさに今の時代に読まれるべき物語だ。

泥ノ田犬彦『君と宇宙を歩くために』(講談社)

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