なぜ、いま「ポータブルゲーミングPC」が注目されるのか 8万円台から購入可能な"PCゲーム機"が新たな需要を開拓

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ROG Ally
ポータブルゲーミングPCの一種「ROG Ally」。この機種は2023年バージョンで、性能がアップした新型も出ている(筆者撮影)
この記事の画像を見る(6枚)

日本ではいわゆる家庭用ゲーム機、つまりNintendo SwitchやPlayStationなどのTVやモニターに接続する据え置き機のシェアが大きい。ゆえにPCでゲームを遊ぶ人はそう多くなかったようだ。

しかし、昨今は状況が変わってきている。2022年にはPCゲーム販売プラットフォームのSteamで日本語ユーザーが大幅に増加したし、いまやSteamのギフトカードはコンビニに置かれるようになった。ゲーミングPCという存在もすっかり馴染み、東京ゲームショウではPCゲーム関連のコーナーも盛り上がっていた。

そういった流れのなかで注目されているのが「ポータブルゲーミングPC」である。かくいう筆者も、しばらくこの手のデバイスに触れていくうちに魅力が見えてきた。

“魅力的で重いPCゲーム”を手軽に遊ぶための手段

Steam Deck
「Steam Deck」も人気のポータブルゲーミングPC。Steamでは動作確認済みゲーム一覧も明示されている。画像はSteam Deck公式サイトより

現在、ポータブルゲーミングPCとして有名なのは「Steam Deck」や「ROG Ally」あたりだろう。見た目はNintendo Switchのようだが、これでPCゲームが動くのである。

PCでゲームを遊ぶには、性能の高いノートPC、可能であればデスクトップPCがあったほうがよい。しかし、デスクトップPCを導入するのはかなり腰が重いだろうし、ゲーミングPCともなると価格も20万以上が当たり前である。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事